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「安くてうまい!」は本当か 評判の四文屋をライターがレビュー

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何十と店舗展開しているにも関わらず、自社ホームページを持たない。広告宣伝も打たない。でも、安くてうまくて、店内は連日たくさんのお客さんで賑わっている。

「四文屋」(しもんや)という居酒屋をご存じでしょうか。

わたしは3年前の2016年、ネットで「安くてうまい店がないかなあ」と探しているときにたまたま見つけて知りました。

今までに4回利用しましたがどの時も「やっぱりうまい」「この価格でこの質!」と感動しましたし、連れ立った友達4人もみんな「いいね」と共感してくれました。

チェーン展開する大衆居酒屋の中では珍しく、新宿や秋葉原、中野、札幌などの店舗では食べログの評価も3.5超。

東京で安くてうまい焼きとんや焼き鳥を食べたい人はぜみ読んでみてください。フリーライターのショウブ(@freemediwriter)がレポートします。

西武線と中央線を主に40店展開

ホームページがないので運営状況を把握するのが難しかったのですが、インタビューサイトや飲食メディア、ブログによると、四文屋は西武線と中央線を中心に約40店舗を展開している焼きとん・焼き鳥をメーンとする居酒屋です。

本店は中野区の新井薬師前駅のそばにあり、創業して20年以上が経つようです。

現在は東京だけでなく、山梨県や兵庫県、福岡県、北海道にも出店しています。

オレンジの看板が目立つ外観

撮りそびれたので食べログから引用しましたが、外観はこう。

オレンジを背景に大きな黒字で店名が書かれている看板が特徴で、どの店舗でもこのデザインで統一しているよう。

わたしが行ったことのある店は新宿店と秋葉原店の2店舗ですが、いつもお客さんが混んでいるので、看板のデザインも相まってすぐに見つけられました。

1本100円~四文屋のメニュー表

四文屋の大きな特徴は、焼きとん・焼き鳥の多くが1本100円というリーズナブルな価格設定であること。

生ビールは500円と安くはありませんが、黒ビールであれば350円で飲めます。

ちなみに、過去に利用したコスパがいい居酒屋・レストランの生ビールの値段は「博多満月」と「鳥メロ」が199円、「鳥貴族」が298円、「サイゼリヤ」が399円。

ただ、ここで見逃してはいけないのが、四文屋の場合、安く酔っぱらえる方法があることです。

通称「キンミヤ焼酎」として親しまれている亀甲宮焼酎の梅割りが350円で飲めるんですね。

アルコール度数は25度ですから、人によってはこれ1杯だけでもほんのり酔えます

頼む人が多いんでしょうか、メニュー表にもあるように1人3杯まで。

四文屋 秋葉原店のレビュー

さて、レポートしていきましょう。

わたしと友人が今回利用したのは秋葉原店。2018年12月25日午後7時から。

場所は秋葉原駅から徒歩5分です。

まずはビールで乾杯。

手始めにキャベツを食べましょう。

意外と大きいですね。マヨネーズだけじゃなく味噌もついていて、味を変えられるのがなにげにうれしい。

キャベツを含む生野菜(キュウリ、エシャレット、大根酢醤油)も焼きとん・焼き鳥と同様に100円です。

続いて、「秋葉原店で最もよく出る」(店員さん)という冷製肉の3点盛(タン、ハツ、ハラミ、大500円・小300円)。

冷製肉はあまり食べない、というか、もしかしたら食べたのは初めてだったかもしれませんが、おいしいですね。

食感と味がしっかりしていて、キャベツと合わせて食べているとこの2品だけでけっこうお腹が膨れます

複数のブロガーさんが勧めていたもつ煮込み(350円)も頼みました。

「四文屋のもつ煮込みはトロットロでおいしい!」などと書かれていましたが、わたしにはちょっと合いませんでした。

確かにトロットロではあるんですが、軟らか過ぎて、もつ特有の食感が損なわれているように思いました。

もう少し歯応えがあるくらいに留めてくれるとうれしいなと。

焼きとん・焼き鳥ももちろんオーダー。

こちらも冷製肉と同様、「よく出る」(同)というレバごま塩(上2つの写真のうちの上の方)。

これはうまい!

レバーのトロッ、ネギのシャクっとした食感のギャップが口の中に心地良くて、塩もちょうどいい具合に利いています

豚バラや砂肝など他の串もおいしい。

100円とは思えないクオリティーです。

ウリのキンミヤ焼酎の梅割りも。

アルコール度数25度とのことですが、さっぱりした梅の味の印象が強くて、すいすい飲めますね

最後に、馬刺し(350円)と枝豆(150円)を頼みました。

この2つは失敗でした…。

馬刺しは解凍途中で氷がついているのかシャクっとした食感が気持ち悪くて、枝豆もかなり小さいというか少ない

友人が頼んだんですが、品が着きしな「ちっちゃっ!」と突っ込んでました。

焼きとんと焼き鳥は低価格で質が高いのに…。

1人3千円台だったが2千円台も可

最後の2品はいまいちでしたが、全体的にみればやっぱり四文屋はいいです。

会計は2人で7722円。1人3861円。

ちょっと食べすぎ・飲みすぎでしたね。

キャベツと冷製肉を食べた段階でお腹が膨れていたので、狙えば、少なくても1人3千円台前半には抑えられたと思います。

1人2千円台で抑えるメニュー例

下のようなオーダー内容(1人分)だと2千円台に抑えられます。

  • キャベツ 100円
  • 100円の焼きとん・焼き鳥 10本
  • ビール1杯 500円
  • 黒ビール1本 350円
  • キンミヤ焼酎梅割り1杯 350円
  • 好きなもの 2品(600円まで)

改めて書いてみると、2千円台でもけっこう食べられますね。

四文屋は大規模チェーン店に比べると地味で目立ちませんが、安くてうまい居酒屋の筆頭だと思います。

行ったことのない人はぜひ。

フリーライターの庄部が詳報しました。

記事内の情報、考え、感情は書いた時点のものです。

記事の更新情報はツイッター(@freemediwriter)でお知らせします。

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