「スケジュール管理が下手でたまにアポイントを忘れてしまう」「ついついメールの返信が遅くなる」「もっと手軽に生産的・効率的に日々を過ごしたい」
今回はこんな課題感や希望を持っている人に向けて、元記者のフリーライター・ショウブ(@freemediwriter)が、スマートフォンアプリを活用したメモの方法について紹介します。
わたしは2016年の独立以来、仕事相手とのアポイントを忘れたり、メールの返信を催促されたりしたことは一度もなく、また医療に関する取材をして記事を書きながら、並行して自分が運営する3つのブログサイトにも投稿を続けています。
ブログが機能し、わたしに関心を持ってくれる人から継続的に問い合わせがあるため、2017年からは営業をしていません。
これらの結果は元を辿れば、わたしが日常的にスマホのアプリを使ってメモを取り続けているからだと思います。
たかがメモ、されどメモ。メモの効果はとても大きいと実感。
本文で紹介する方法を通して、その一端を感じとってもらえたらうれしいです。
ライター庄部がメモに使うアプリ
- 手帳アプリ「Lifebear」
- iPhoneのメモアプリ
- 「LINE」のグループ機能
- 「Twitter」と「twilog」
- メモアプリ「Evernote」
- 家計簿アプリ「Zaim」
わたしがスケジュール管理やタスク管理、記事ネタ・記事素材のストック、長期的に保有したい情報の管理などに使っているのが上のアプリです。
使い分けは下の通り。
- スケジュール管理→ライフベア
- タスク管理→アイフォーンメモアプリ
- 記事ネタ・素材ストック→ライン、ツイッター、エバーノート
- 長期保有したい情報→エバーノート
- 経済状況→ザイム
それぞれの用途を説明しますね。
スケジュール管理は手帳アプリで
取材や打ち合わせ、締め切り、ブログ記事の投稿予定日など基本的なスケジュールはクラウド型手帳アプリの「Lifebear(ライフベア)」を使っています。
わたしがこのアプリを使い始めたのは2017年11月。2007年に社会人になってからずっと紙の手帳を使ってきたので、「アプリで大丈夫かしら…?」と最初は疑問に思いましたが、全く問題ありませんでした。むしろ手軽で有用でした。
これが使い始めて間もない2018年2月のアプリ画面です。
「駆け出している人」=「取材」、「コーヒーカップ」=「打ち合わせ」、「ノート」=「締切日」といったように、アプリ収載のイラストに独自の意味づけをしておけば、アプリを開いたときにぱっと見でおよそどんな予定がどんな間隔で入っているかわかります。
そして、特定の日をタップすればイラストが意味する詳細が文字で表示されます。
ちなみに、「プレゼント」マークはブログを投稿した印です。将来的に自分の「ギフト」になるだろうとこうしました。
アプリの方が紙の手帳よりも瞬間的な視認性に優れているので気に入ってますね。
タスク管理はiPhoneメモアプリで
日々のタスク管理は、アイフォーンにあらかじめインストールされているメモアプリを使っています。
画像のように、「今日やること」「明日やること」「今週やること」「来週やること」「来月やること」の見出しを作っておき、「あ、これやろう」「これはやらねば」と頭に浮かんだときにすぐに各見出しの中にメモするようにしています。
来月までの出費と3カ月先までの収入の見込み額もここにメモしておき、常に直近の収支情報を把握できるようにしていることもフリーランスとしてのポイントですね。
わたしがメモする際に習慣化しているのは上の画像のように、「情報を3行で区切ること」。
以前から「3のまとまり」で情報を見た方が視認性が優れていると考えているからですが、これは科学的にも有効性が指摘されているといいます。
ソフトウェア工学から生まれた「3のルール」という技法があるそうで、サイエンスライターの鈴木祐さんが自著『最高の体調』(下にレビュー記事添付)の中で、「有効なタスク管理方法」として挙げていました。
人間の脳は一度に「4±1」、つまり3~5種の情報しか処理できないそうなんですね。
【ライターが要約】医師には書けない健康本『最高の体調』【感想】
記事ネタはLINEのグループ機能で
記事ネタや記事の素材はラインのグループトーク機能を活用しています。
こんなふうに、自分が企画を担当するメディアのグループを作り、そこに思いついたアイデアや参考になる記事リンクを添付していく方法。
グループはホーム画面の右上にある「人と+が合わさったイラスト」→「グループ作成」の順にタップすれば作れます。
記事の素材も日々のすきま時間にどんどんメモしていきます。上は全身脱毛の施術を受けた当日の感想です。
記事素材はTwitterも活用
ラインよりもまとまった記事素材を作るときは、ツイッターを利用しています。
ツイッターは人が読む可能性があり、わたしの場合はブログを通じて問い合わせを検討している人もチェックすることがあるので、「読める文章」を書かなくてはいけません。
文章をまとめたいときに相性がいい媒体なんですね。
また、自分のツイッター上の投稿をワード検索できるサービス「ツイログ」も、考えを整理したり記事を書いたりするときに有用です。
本のレビュー記事を書くときは、ツイッターで要約投稿を重ね、一連の投稿終了後にツイログを使って情報整理――の順で取り組むことが今は多いですね。
長期保有情報はEvernoteで
ラインとツイッターよりも情報のストック性を高めたい、つまり長期的に保有しておきたい情報をメモするときはエバーノートを使っています。
たとえば「ライター」のタグでは、取材した人の名や企業からの問い合わせ履歴、ブログの検索順位などが並びます。
個人としては、こんなふうに見た映画や読んだ本の履歴もメモしています。
わたしがブログのプロフィールなどに医療者の取材人数を詳細に書けるのはいつもメモしているためです。
家計簿アプリで総資産を把握
経済状況をメモする点では、家計簿アプリ「ザイム」を利用しています。
家計簿アプリを使えば、自分の総資産と内訳がすぐにわかります。
今はPayPayなどのキャッシュレスサービスによって預金場所が分散している人が少なくないでしょうから、こうしたアプリの利用は有効でしょう。
わたしのように資産運用を行っている人はそれぞれのサービスと紐づけて資産額の変動を自動的に記録することも可能です。
まとめ
人間は忘れやすい生き物。せっかく思いついたアイデアもメモしなければすぐに忘れてしまう。それは大きな損失
わたしはこう考えています。
「あ、あれをやろう」とパッと思いついたものの、数分後に「はて、いいことを思いついたはずだけど、何だったんだろう」と忘れてしまうことはありませんか?
わたしは日常的にあるので、
- 忘れないため
- 意識を強く持つため
- 思い出すために時間とエネルギーを割かないため
小まめにメモを取ることを習慣にしています。特にライターにとっては、たとえ小さな短い情報でもそれは宝になり得ます。
今はスマートフォンのアプリで便利なものがたくさんあるので、興味のある人は試してみてはいかがでしょうか。
わたしはフリーランスとしてサバイブしていくためにとても役立っています。
今回は情報管理やメモの方法についてでしたが、そもそもどうやって情報を集めるか「情報収集法」についてもこんな記事を載せています。
記事内の情報、考え、感情は書いた時点のものです。
記事の更新情報はツイッター(@freemediwriter)でお知らせします。