ライター×スキルアップ

【ライター初心者にお勧め】ホームページライティングの3つのメリット

ホームページライティングは見落としやすいけどメリットもあるよ

今回は、フリーライター志望者や同業に向けてこんな話をしようと思います。

本、雑誌、専門誌、広報誌、Webメディア、オウンドメディア…。フリーライターが原稿を掲載してもらう媒体はさまざまですが、ホームページ案件もあながち軽視はできないのですよね。

ぼくは現在までにおよそ90もの医療機関を取材、それぞれのホームページの文章を書いてきました。

フリーライターショウブ(@freemediwriter)が思うホームページライティングのメリットは

  • 案件数が豊富
  • 業界について浅く広く知れる
  • 取材と執筆の手際が良くなる

特にライター初心者には勧めたいジャンルです。デメリットも含め、具体的に解説しますね。

案件数が豊富、収入の基盤になる

ぼくは独立した2016年から2018年までホームページ案件に携わっていたのですが、この間、制作会社1社だけで収入の基盤を作れました

ホームページは今やほとんどの組織が持っているものですから、案件数がとても多かったんですね。

例えば月刊誌では多くの場合に月に1、2本の依頼に限られますが、ホームページ制作会社では複数の社員がその会社が狙う業種に日々営業をかけており、成約すれば自ずと取材とライティングを行うライターが必要になります。

ですから、ライターの評価が高ければ月に何本も依頼が来る可能性があります。実際、ぼくは多くて月に10本もの依頼を受けたことがあります

ぼくは独立前に2社と契約を結んでフリーランス業をスタートさせましたが、そのうちの1社が医科と歯科のホームページを制作する会社でした。

運が良かったですね。

契約社数が少なかったものの独立当時からたくさん仕事を振ってもらえたので、収入的に生活に困ることはありませんでした。

業界について浅く広く知れる

独立1年目に積極的にホームページ案件を受けていた理由は収入を得ることだけではありません。

「その業界について浅く広く知る」ことも狙いでした。

ホームページは情報量が多いですよね。

歯科で言えば、

  • クリニックの概要
  • 院長紹介
  • 診療方針
  • 診療内容

を柱にして、治療案内では

  • 虫歯
  • 歯周病
  • 予防歯科
  • インプラント
  • 入れ歯
  • 矯正歯科

などと項目が多岐にわたります。

そのページの情報を全てライターが書くわけですから、必然的に多分野について浅く広く知っておかなければなりません

ホームページライティングをこなすほどに自然と知識が増えて、その知識がメディアの取材などにも応用できるわけです。

「医療ライターと名乗る以上、どんな球も反応できないといけない」

独立当初のぼくはそう考えていたので、特に1年目はたくさんホームページの文章を書きました。

取材と執筆の手際が良くなる

ホームページ案件の取材を重ねることで、短時間で多くの情報を得る技術、すなわち手際が良くなりました。

先述の通りホームページは情報量が多いので、各ページに盛り込みたいことをテンポ良く聞いていかなければなりません。

これが結構、難しいんですね。

医科で言えば、「経鼻内視鏡って何ですか?」といった質問をしている暇はないわけです。

「経鼻内視鏡を使っている理由は経口時の嘔吐反射が起こらないようにして楽に検査を受けられるようにするためだと思いますが、それ以外にはどんな理由がありますか?」などと、短時間でより多くの情報を得られるよう工夫する必要があります

取材する医師が「そうですね。それ以外には~」と答えれば、嘔吐反射のくだりには同意していることがわかりますから、まずそれは書けます。

その上で、~部分の情報も追加できます。

予備知識を活用し、効率的に取材する訓練を積めるわけです。

一方、ライティングにおいてもメリットの方向性は同じで、短時間で多くの文章を書く技術を高められます。

ホームページは文章量が多く、少なくても6ページくらいはあります。1ページ1000字とすると、6ページで6000字。一般的なメディア案件の2~3倍はあります

ぼくが独立前に新聞記者をしていたとき、記事1本につき2000字未満のことがほとんどでした。

ところが、フリーランスになると紙幅のないWebの仕事も行うため、3000字以上を書くときはざらにあります。

その意味でも、特に文章量の多いホームページ案件を独立初期にたくさんやっておいて良かったですね。鍛えられました。

ホームページ案件のデメリット

  • 報酬が低い
  • 文章量が多い

ホームページ案件のデメリットは上の通りです。

ぼくは1社の費用しか知りませんが、書く量が多い割に報酬が低かったんですよね。

具体的には、6000~8000字で3万円(税別)でした。

今は同じボリュームで倍以上はいただいていますし、当初の負担を思い出してみても重労働だった記憶があります。

報酬以外のメリットを自分の腹に落としておかないとなかなか…。

数を重ねるほど予備知識が増えるので完遂までの時間も短くなりますし、またクライアントとの関係性も影響するので一概には言えませんが、ホームページ案件ばかりだと摩耗していく可能性が低くないのではないでしょうか。

まとめ

ぼくの場合は医療機関のホームページを専門的に手掛ける制作会社と一緒に仕事をしていましたが、医療以外にも飲食や美容、不動産、仕業など各業種を得意とする制作会社があるようです。

もし、ライターの人で専門性を高めたい人、初心者ライターで興味のある業界がある人はホームページ案件に挑戦してみることを検討してもいいかもしれないですね。

けっこうしんどかったですが、ぼくはあの時期を経験して良かったです。今に生きているので。

フリーライター庄部(@freemediwriter)でした。

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