ライター×成長

フリーライターが営業せずに仕事を獲得し続けるブログ術【経験談】

「フリーランスは営業しないと仕事を得られないの?」「営業の手間を減らしつつも安定して仕事を獲得していきたい」

こんにちは、フリーライターのショウブ(@freemediwriter)です。

今回は、冒頭のような疑問や希望を持っているフリーランス志望者・フリーランスの人の役に立つ記事を書きたいと思います。

要旨は、「フリーライターが営業せずに仕事を獲得し続けるブログ術」です。

ぼくは独立した2016年からブログの定期投稿を続けていて、2018年7月現在までにブログとツイッターを通じて問い合わせてくれた企業・個人は42に上ります。

およそ月に2社のペースで継続的に問い合わせがあり、成約した企業がリピートしてくれることもあって、独立2年目からは営業をしなくて済むようになりました。

ぼくがなぜこのような結果を出すことができたのか。その理由を書きます。

概要は下の通り。

  • フリーとしての肩書きをつくる
  • 肩書きをタイトルに盛り込む
  • 実名と顔写真を載せる
  • 写真は自分の特徴を示すものに
  • キャッチコピーをつくる
  • 数字のインパクトを利用する
  • 多角的に自己PR点を考える

取材ライター向けの記事です。ご参考ください。

ライターとしての肩書きをつくる

企業から問い合わせをもらうためには、企業の社員や経営者がライターのブログに目を留める必要があり、そのためには何らかの条件で検索したときに1ページ目に表示されなくてはなりません。

最もイメージしやすいのは「フリーライター」「フリーランス ライター」で1ページ目に表示されることですが、これはいきなりは難しい。

例えば、「フリーライター」で検索すると1ページ目に3つのブログがヒットしますが、これらは量と質を備え、サイトの信頼度を示すドメインパワーもかなり強いと考えられるので、すぐには抜けません。

肌感覚ですが、フリーライターに特化したブログで質の高い記事を少なくとも50本以上は投稿する必要がありそう。

そこでぼくが勧めたいのは、まずはライターとしての自分に肩書きをつくること。

ライターを探す企業は自分の手がける案件を得意とするライターに頼みたいわけですから、多くの場合に「●●(属性) ライター」「ライター ●●(属性)」のどちらかで検索するはず。

医療に詳しいライターを探す場合は「医療 ライター」「ライター 医療」になりますね。細分化すると「医療 ライター 取材」「医療 取材ライター」「医療 在宅ライター」「医療 ウェブライター」などが考えられます。

「ライター ●●(属性)」で1ページ目を取れなければ細分化された条件での上位表示を狙う必要がありますが、簡易な条件の方が検索者が多いので、まずは「●●(属性) ライター」で1ページ目を狙ってみることを勧めます。

肩書きをタイトルに盛り込む

肩書きをつくったら、ブログタイトルとツイッターアカウントに盛り込みましょう。

これが、コスパ良く検索上位を狙うために重要なことです。

なぜなら、タイトルに盛り込むことで、記事単体で勝負しなくて済むからです。

例えば、ぼくのブログ「フリーランスの歩き方/医療ライター庄部勇太」は、雑記ブログです。

医療に関することも書いてはいますが数は多くはなく、フリーランスやライターに関する記事が3分の1以上を占めます。

それでも、「医療ライター」検索で2016年10月から1ページ目に表示されています。

つまり、「●●(属性) ライター」で1ページ目を狙う際、その属性に関することだけを書き続けないといけないわけではなく、サイト全体がGoogleに質の高いものだと判断されればいいわけです。

記事ごとに上位を狙うよりもサイト全体の数と質で攻めた方が書き手は楽ですし、自分を包括的に紹介できるサイトとしても育てやすくなります。

上位表示の可能性をさらに高めたい人は、ブログとツイッター、フェイスブックページを合わせて攻める方法も有効です。

ぼくは過去にFC2ブログからワードプレスに移行した際、一時的にドメインパワーが落ちて検索順位がトップから下がったことがありました。

しかし当時はツイッターアカウントを「庄部勇太/医療ライター」としていたので、ツイッターが代わりにトップに表示されるようになりました。

ツイッターでは医療のことはほとんどつぶやいていなくて、大半が読んだ本や映画などの趣味的なことばかり。

それでも、検索上位に表示されたのです。

趣味的に運用していたツイッターがトップに表示されるのは検索者の不満足につながると思ったので、のちに「医療ライター」の肩書きは削除しましたが、ツイッターで投稿を重ねればその内容に問わず浮上する可能性があるということ。

実名と顔写真をブログに載せる

ブログのタイトルに自分のライターとしての属性を盛り込み、読者の役に立つ、最後まで読んでもらえる記事を積み重ねて検索上位を狙う。

それと同時に、検索者に「問い合わせてみたいな」「会ってみたいな」「連絡しても外れなさそう」と思われる仕掛けをブログに施していく必要があります。

その上でまず重要なのは、実名と顔写真を載せることです。

「フリーライターは実名で活動している人がほとんどですから、名前を公表していないブログはまず見ないですよね。匿名の時点でページを閉じます。

それと、事前にライターの外見を確認したいのは正直な気持ち」

ある編集者がこう話していました。

ぼくが彼の立場でも、情報の面白さに大差がなければ、実名と写真を公開している人に連絡を取ります。

取材ライターの場合、仕事をする上で顔と名前を明かすことは必須。

取材する人に会って、お互いに名乗って話をしていくわけですから、会う前からこれらの情報を知っておきたいと思うのは問い合わせる側の心理ではないでしょうか。

それと、個人的な考えですが、名前と顔写真を公開している取材ライターの方がぼくは好感を持つんですよね。

実名顔出しで情報を出している人の方がフリーランスとして世を渡っていこうとする気概を感じますし、匿名ブログに比べて嘘をつきにくいんじゃないかと思います。

「本名と顔写真、プロフィールを公開しているから信用しやすかった」と別の医療サービス会社の経営者も話していて、その人は「匿名だと本当のことが書かれているのか疑問」とも言っていました。

写真は自分の特徴を示すものに

では、どんな写真を載せるか。

人と話しているふうのものか、ライターとしての属性に関わるものを載せておくと、読み手にとってライターとしての印象が深まるでしょう。

「写真が良かった。取材をしている感じが出ていてイメージがしやすかった」

これはブログ経由で出会い、仕事を依頼してくれたメーカーの経営者が話していたことです。

ぼくは取材をする際に基本的に微笑みながら進めていくので、その様子がわかるよう、模擬的にバインダーとペンを持って前妻に撮ってもらいました。

実際に効果があったわけなので、写真を媒介に自分の特徴を打ち出せないかも考えてみるといいと思います。

「笑顔がいい」と言われる人であれば満面の笑みの正面写真でもいいでしょうし、グルメライターであれば、料理を前にして食べるのが待ち遠しく思っているような写真でもいい。

雰囲気オシャレに軽くぼかして載せている人がいますが、それは自己満足の要素が大きく、ライターとして認知してもらう点でいうと効果的ではないと思います。

問い合わせを狙うのであれば、自分の特徴を押さえた写真にすることを勧めます。

キャッチコピーをつける

問い合わせをもらうためにも効果的なんだ、と後になって気付いたこと。それは、ライターとしてのキャッチコピーをつけることです。

ぼくは独立する前からホームページかブログをつくろうと思っていたので、会社員のころからページに記載するサブタイトルを考えていました。

「難しそうな医療のこと わかりやすく 面白く」

ありきたりですが、まあ、自分の考えていることが端的に表れているからいいかと思って名刺やブログのプロフィールに盛り込みました。

すると「キャッチコピーに興味を持った」と2社から問い合わせをもらいました。

うち1社と成約したわけですが、打ち合わせの際にその制作会社の経営者に話を聞いたところ、本当にそうだと。

その会社の顧客は製薬会社で、制作会社に所属する薬剤師の資格を持つライター(メディカルライター)が専門的なことを専門的なままに書けば事足りていたそう。

そんな中、読者が医療職以外の一般の人になる仕事が新たにできたので、ぼくに連絡を取ったといいます。

ぼくとしては専門用語の多い医療のことをかみ砕いてわかりやすく書くことは当然だと思っていたんですが、ぼくの当たり前は皆の当たり前じゃないんですよね。

ですから、自分がどんな姿勢で仕事に臨んでいるか、自分の持ち味は何かを考えて、それが自分にとってはごくごく自然なことでも、キャッチコピーとして活字にすることで誰かに刺さる可能性があります。

当時のことはこちらに書きました。

フリーランスはほんの一工夫で仕事が増える【実例キャッチコピー編】フリーランスとしての自分にキャッチコピーをつけてブログやSNSで情報発信すれば仕事が増える可能性があります。ある医療ライターの経験談。...

記事を掲載できなくてもPRは可

プロフィールと実績も読み手の背中を押す一因になり得るので漏れなく書いておきましょう。

といっても、実績に関してはたくさん書く必然性は低く、「問題なさそうだ」と思ってもらえる程度の情報量でいいと思います(多ければ多いに越したことはない)。

実際にぼくのブログには実績に関する記事をそんなに載せていないんですが、問い合わせは絶えていません。

ぼくが過去に書いた記事のデータまたはURLを添付していないのは、クライアントが著作権を保有しているケースが多いからで、これはもったいないなと思うこともあるわけですが、ならどうすればPRできるかと考えました。

そこで打ち出したのが、取材した人数とクライアント名、媒体名です。

一つひとつの記事を紹介するのは難しくても、過去に取材した医師と歯科医師の人数、クライアント名、媒体名は明記できますから、月が変わるごとにブログやツイッター、メールの署名に記載している取材数を更新し、契約した企業や掲載媒体が増えればその都度、ブログのポートフォリオ記事に追記しています。

中でも数字のインパクトを活用するのは自己PRの基本なので、何かしら読み手の気を引く数字がないかを考えてみてはどうでしょう。

温泉ライターであれば年間いくつの温泉に入るとか、映画ライターであれば年間いくつの映画を見るとか。

ちょっとこれだけだと趣味の域を出ないので、体験記事を小まめに更新して読んでもらい、着眼点が面白く、かつ書ける人だと思われれば問い合わせをもらえる可能性が高まります。

フリーを学歴で判断する人もいる

「早稲田だから大丈夫だと思った」

ある制作会社の経営者(先述とは別)が話していました。

フリーランスは実力主義の世界ですが、中には学歴で判断する人もいるということ。

「高学歴」と呼ばれる大学出身の人であれば、載せておいて損はないと思います。

相手の不安を和らげることが重要

個人的に取材したカメラマンが印象的なことを話していました。

「クライアントが欲しいのは実績じゃなくて安心だよね」

「フリーランスはバカであれ」カメラマン・大橋拓に聞くサバイバル術ブライダルカメラマン・大橋拓さんをインタビュー。フリーランスとしてサバイバルするために大切なことは。...

これはぼくも同意することで、キャリアや実績はあくまでも好印象を与える素材の一つであり、絶対的なものではありません。

サイト全体で読み手の不安感を和らげて背中を押してあげることが大切なので、

  • 生き方
  • キャリア
  • 実績
  • 性格
  • 心がけや考え方
  • 表情
  • 習慣
  • クライアントの声

上のようなことから読み手に訴求できることを盛り込んでいくといいと思います。

勇気・行動・継続が大切

今までに書いてきたことをまとめておきますね。

  • フリーとしての肩書きをつくる
  • 肩書きをタイトルに盛り込む
  • 実名と顔写真を載せる
  • 写真は自分の特徴を示すものに
  • キャッチコピーをつくる
  • 数字のインパクトを利用する
  • 多角的に自己PR点を考える

こうすることで、問い合わせをもらえる可能性は高まります。

最初のハードルは実名と顔出しかもしれませんね。

でも、ちょっと勇気を出すことを勧めたい。というのも、リアルに出会うフリーもけっこう恥ずかしがってやらないから。

率直なぼくの気持ちですが、見栄っ張りで行動しない、または行動しても続かない人が多いように思うんですね。

ぼくがブログで仕事を取ってる話をすると興味を持ってもらえることが多いんですが、勧めてみても「名前と顔を出すのはちょっと…」と腰が引けたり、やってみても続かなかったりする人がほとんどです。

だからこそ、実名・顔出しでSEOも意識しつつ書き続ける人が浮上する。

逆張りと言いますか、他の人がやらない・続かないからこそ、人に見つけてもらいやすくなりますし、また見つけてもらったときの自分の価値が相対的に上がっていることは知ってほしいなと思います。

「ライターを見つけるのが難しい…」とこぼす編集者がいるのが現状ですから、やらないともったいない。

大丈夫。

世界はあなたにさほど興味はありません

「世界はお前に興味がない」がフリーランスとしてのぼくの標語の一つで、何か行動するときに自分の見栄やプライドが邪魔をしているときにはこう語りかけて自分を奮い立たせるようにしています。

ブログはいろんな人と出会える非常に優良なマッチングサービスです。

ブログを通して今までにたくさんのわくわくする出会いがありました。他のフリーランスにもこの面白さを感じてもらえるとうれしいです。

以上、フリーライターの庄部(@freemediwriter)でした。

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