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フリーランス協会は無料会員でもメリットあり【組織力が生きる】

「フリーランスが入会できる『フリーランス協会』という組織があるらしいね」「どんなメリットがあるんだろう。せめて無料会員にはなっておいた方がいいのかな」

今回はこんな興味や疑問がある人に向けて、同協会の無料会員になったフリーライターのショウブ(@freemediwriter)がそのメリットを紹介します。

フリーランス協会には「無料会員」と年に1万円がかかる「一般会員」がありますが、「とりあえず無料会員にはなっておいた方が良い」というのがわたしの考え

なぜかというと、フリーランスの世界でも数の論理が働くことがあり、実際にそれは新型コロナウイルス感染症の流行で改めて明らかになったためです。

どういうことか。同協会の概要や活動、入会特典などと合わせて伝えますね。

フリーランス協会とは

  • 2017年1月に設立、同年4月に一般社団法人化
  • 所在地は東京都中央区八重洲
  • さまざまな企業が賛助会員、特別協力会員に

まずは簡単にフリーランス協会の概要を。

公式サイトによると、フリーランス協会(正式名称:プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会)は当時フリーランスだった平田麻莉さんが同業の仲間と2017年1月に立ち上げた団体で、同年4月に一般社団法人になったそうです。

「これからは誰もがライフイベントやキャリアステージに応じて、多様な働き方を行ったり来たりしながら、 自律的にキャリアを築ける世の中にしていきたい」

平田さんはこんな思いのもと同協会を設立し、「フリーランスによる、フリーランスのための、オープンでゆるやかなつながりを持ったプラットフォームを目指す」としています。

「一人一人は独立した小さな存在でも、みんなで集まれば、 そのプラットフォーム上でさまざまなコラボレーションが生まれ、社会に対して声を届けやすくなります」と平田さん。

わたしも「社会に対して声を届けやすくなる」点には同意します。

組織化することで政治家にアプローチしやすくなり、政治家も「ある程度の数がまとまった団体の声」として政策検討の一助にしやすくなるでしょう。

一般社団法人

営利を目的としない社団法人。社団法人は、一定の目的を持った人の集合体を組織・運営するために設立される法人。

――デジタル大辞泉と世界大百科事典

フリーランス協会の活動内容

  • フリーランスの実態調査
  • 政策提言(政府の検討会での発表や署名活動など)
  • キャリア支援
  • フリーランスのつながり作り

――など

同協会の主な活動内容は上の通り。

フリーランスの実態調査については「フリーランス白書2021」のリンクが、キャリア支援についてはこちらのリンク内の情報が参考になります。

無料会員と一般会員の違い

フリーランス協会の無料会員と一般会員の違いはこちらのページの下部に記載してあります。

この記事でも要点を紹介しておきます。

無料会員でできること

  • メールマガジンの受信
  • フリーランスDB(データベース)へのプロフィール掲載と検索

メールマガジンではフリーランスの働き方やフリーランス関連のイベント情報などが配信されます。

フリーランスDBでは、全国各地の会員を条件検索でき、メールやSNSを通じて連絡を取ることができます。

一般会員でできること

  • 賠償責任補償
  • 所得補償
  • 福利厚生サービスの利用

――など

賠償責任補償は業務中の事故や情報漏えい、著作権侵害、納品物の遅延や瑕疵などに対して補償が利くものであり、所得補償は専用のプランに加入することでケガや病気などで働けなくなったときに保険金が受け取れるものです。

福利厚生サービスは健康診断や人間ドック、レジャーやレストレランなどの費用が割引かれるもの。

一般会員の特典はこちらのPDFにまとめて記載されています。

ライターがフリーランス協会に入会した理由

  • 職場接種の申請が早かったことに感心した
  • 今後も数の論理が働くことがあると思うため

わたしがフリーランス協会の無料会員になった理由は上の通りです。

フリーランス協会は新型コロナウイルスのワクチンの職場接種(職域接種)の申請が早かったのですよね。

新型コロナウイルスのワクチンは医療従事者や高齢者が優先的に接種できるよう国が取り決めましたが、さらに接種の加速化を狙って企業や大学でも会場や医療者を確保できるなど複数の条件を満たした場合、国がワクチンを配送するようにしました。これが職場接種の概要です。

職場接種の場合、年齢の制限が緩和されるため、若い人や中年でも受けられる点がメリットです。

しかし、フリーランスは組織に属さないため、通常は職場接種は受けられません。

そこで、フリーランス協会はウェブサイト上で会員に接種希望の登録を募り、希望者1000人に達したエリアから順次、厚生労働省に接種の申請をする活動を始めました

これが6月15日。職場接種が本格的に始まったのが同21日だったので、同協会のツイートを読んだわたしは「おお、動きが早い」と感心しました。

と同時に、「今後も何らかの有事の際に、フリーランスの世界も数の論理が働くことがあるかもしれないな」と思ったのです。

今回と同じようにフリーランス協会という組織に片足だけでも入れておくことで、何らかのメリットを得られることがあるかもしれないと。

それで6月19日に無料会員の登録を済ませ、職場接種の希望申請をしました。

結局のところ、この後に職場接種のワクチン供給は停滞し、7月20日現在でフリーランス協会の職場接種の見通しは立っていません。実施できる見込みではあるものの、時期が未定とのことです。

わたしは自治体主動の接種を受ける方向に切り替えましたが、これは厚労省の対応に起因する部分が大きいため、仕方ないでしょう。

職場接種に関する同協会の動きと厚労省の対応はこちらのページで確認できます。

まとめ

  • フリーランスはさらに増える
  • 組織力が生きることも増える

テクノロジーの進歩に伴う企業の必要性の減少やすき間産業の活性化、個人のニーズの多様化・細分化という時代の変化に合わせ、フリーランスは今後さらに増えるだろうとわたしは考えています。

個人で働く人が増えるにつれ、その個人がどんな価値観や考えを持ち、どんな課題に直面するかを調査・把握する必要性が高まり、それらの情報が政治に生かされることも増えていくでしょう。

そのときに、フリーランス協会のようなプラットフォームの働きは重要だと思います。そこに何らかの形で関わっておくと有利に働くこともあるのではないでしょうか。

フリーランス協会では、無料会員でもフリーランス関連のニュースやイベント情報がメールマガジンの形で得られます。

またわたしの場合、フリーランスのつながりをつくる「チームランサー」にも登録したところ、その自己紹介ページが名前の「庄部勇太」検索で1ページ目にヒットするようになりました。

フリーランス協会の自己紹介ページ
上の画像の一番下に「チームランサー」とありますね。

チームランサー自己紹介ページ

こちらをクリックすると上のページが開きます。

わたしはフリーランスとしての自分の情報をブログに細かく公開しており、ブログ経由で仕事を得ているのでメリットは薄いのですが、自分のプロフィールをネット上に公開したい人、その際に「組織のページに載っていること」を利と捉える人の場合、役に立つかもしれません。

フリーライターの庄部でした。

記事内の情報、考え、感情は書いた時点のものです。

記事の更新情報はツイッター(@freemediwriter)でお知らせします。

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