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新聞電子版「デジタル毎日」を1カ月使ってみた感想【他紙比較も】

新聞電子版に興味あるけど、さてどれにしよう

そんな人の参考になり得る記事として、今回は毎日新聞の電子版「デジタル毎日」を1カ月間使ってみた感想と、他紙の電子版の特徴を元記者のフリーライター・ショウブ(@freemediwriter)が紹介します。

ぼくが思うデジタル毎日(プレミアム版)の最大の特徴は、追加料金なしで週刊誌と経済誌、海外経済誌が読めること。

朝日新聞の電子版でも関連サイトの記事が読めますが、「扱っている情報が幅広い複数の媒体を無料で読める」という点では毎日新聞が優れていて、大衆性の高い情報をたくさん得たい人にお勧めです。

参考にしてみてください。

新聞電子版とは

デジタル毎日

「新聞電子版」とは、新聞の紙面がそのままデジタル化されたもの=上写真=です。現在、全国紙のほかブロック紙や地方紙も提供しています。

新聞電子版はタブレット端末と相性が良く、「持ち運びに便利」「保管したり捨てたりする必要がない」など、紙に由来するさまざまなデメリットが解消されます。

新聞電子版のメリットについては、下の記事に写真と合わせて紹介したので参考にしてみてください。

新聞電子版をiPadで読むのが最強の情報収集法【メリット紹介】質の高い情報を効率的に得るにはどうすればいいか。その答えの一つが、「新聞電子版をiPadで読む」です。なぜか。...

全国紙の電子版の概要

全国紙に絞って、各電子版の概要を紹介しますね。デジタル紙面を読めるコースのみの情報です。

月額 特徴
朝日新聞 3800円(税込、1カ月無料)
  • Amazonプライムがつく
  • 関連サイト「論座」と「法と経済のジャーナル」が無料で読める
  • 提携サイトのプレミアムサービスを3つまで無料で利用可。提携サイトは「食べログ」「乗換案内」「Jorte」「zaim」「NAVITIMEドライブサポーター」「朝日小学生新聞」
読売新聞 4400円(税込)
  • 新聞購読者のみがデジタル紙面を読める。左記は新聞購読料
日経新聞 4277円(税込、1カ月無料)
  • 新聞掲載(1日約300本)と電子版独自(同約700本)で日に約1000本の記事を配信
産経新聞 1800円(税別、1カ月無料)
  • 宿泊施設やレジャー施設などの優待メニューを利用できる

朝日、読売、産経に特徴

朝日、読売、産経の特徴は目を引きます。

まず、朝日新聞の電子版はAmazonプライムが追加料金なしでついてきます。「動画のサブスクリプションサービスを利用していないけど興味はある」人にはいいかもしれません。

一方で、読売新聞の電子版は新聞を購読しないと利用できないようになっています。

日本ABC協会によれば、読売新聞は最も発行部数の多い新聞。「部数を落としたくない」という考えなのかもしれませんが、ぼくのように「紙を持ちたくない」人には不向きでしょう。

そして、産経新聞は安い。各紙の半額以下で読めます。

デジタル毎日を1カ月使った感想

デジタル毎日の特徴

月額 特徴
3200円(税別、2カ月目まで100円
  • 「サンデー毎日」「週刊エコノミスト」「ウォール・ストリート・ジャーナル」が読める
  • 主催イベントに招待してもらえたり、宿泊施設などの優待サービスが受けられたりする

デジタル毎日の特徴は上の通り。

週刊誌「サンデー毎日」、経済誌「週刊エコノミスト」、海外経済誌「ウォール・ストリート・ジャーナル」を無料で読むことができます

ぼくがデジタル毎日を契約したのが2020年8月19日で、9月18日現在でおよそ1カ月が経ちますが、これらの媒体を読めるのはありがたいですね。

日々のニュースを知るのに最も適した媒体は新聞だと思いますが、週刊誌や経済誌は毎号特集が組まれるので、自分の興味がある分野の理解を深めるのに役立ちます

理解を深める点では関連書籍を複数冊読むのが最もいいと思いますが、その前段階としてこれらの媒体も有用。

さらに、ウォール・ストリート・ジャーナルは「海外から見た日本」という視点を得る上で役立ちます

朝日新聞の電子版でも関連サイト「論座」と「法と経済のジャーナル」を無料で読めますが、これらはともに専門性が高かったり、オピニオン記事が多かったりするので、「世の出来事を広く浅く知りたい」ぼくには合いません。

デジタル毎日は料金も良心的で、朝日、読売、日経新聞の電子版よりも安く、また2カ月間は月額100円で読めるという他紙にはないサービスも行っています。

デジタル毎日の短所

  • 特集面や地域面などの記事をスクラップできない
  • スクラップ記事の画像が荒い

他の新聞の電子版でも言えるのかもしれませんが、デジタル毎日の短所は上の通り。

スクラップ機能の質が低いんですね。

スクラップできない記事が少なくなく、またスクラップした記事を後で読もうと取り出すと、画像が荒くなり、文字が少しぼけるので読みづらくなります。

ぼくの場合、スクラップ記事を読むときはその記事を取り出してから「テキスト表示」をクリックしてウェブの記事を読むか、その記事が過去1週間以内の紙面に掲載されたものであればデジタル紙面を読めるので、該当号を取り出し、記事を探して読む、といったことをしています。

面倒なので、改善してほしいです。

また、毎日新聞は朝日と読売に比べて人と資金に乏しいからか記事の本数が少ない印象がありましたが、これに関しては今読むとさほど気にならなかったですね。

2010年に共同通信と提携して以来、適時共同の原稿を加えていることも影響しているのでしょうし、そもそも新聞の記事は数が多く、ぼくとしては「毎日くらいのボリュームでいい」という気持ち。

ただ、書籍紹介コーナーで扱う本の数が少なく、また内容も実用書などに偏っているのでもっと文芸書も扱ってくれるとうれしいです。

今回の記事は電子版のサービスの特徴に重きを置いているので各紙の記事の質については言及しませんが、毎日新聞について一つだけぼくの印象を話しておくと、同紙は障害者や難病の患者など困難を抱える人に関する記事が多い

ぼくは中途で新聞社に入社して記者の仕事をしていたのですが、転職活動中の第一志望が毎日新聞でした。

上の特徴に加えて、毎日は小さな記事にも署名が入っていたり、「記者の目」で記者が社論とは違う持論を語っていたりして「自由そうでいいな」と(まあ、新聞記者になった後に毎日の人と話すと会社に対するさまざまな不満が聞かれましたが…)。

それで、電子版を購読する際も「まずは毎日」と思って利用してみたらサービスが良かったのでこのまま利用し続けようかな、と思った次第です。

参考にしてみてください。

デジタル毎日

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