「オンラインで仕事をすることが増えて、名刺交換の機会が減った」「名刺はそんなにいらない。名刺入れは薄いものがいいな」
コロナ禍を受け、わたしのようにこう思う人もいるのではないでしょうか。
「名刺入れは薄いものがいい」「名刺を取り出しやすいとなおいい」。こんな希望がある人はこの記事が参考になるかもしれません。
「開けない名刺入れ」と銘打たれた「SLIDE THUMB(スライドサム)」。
使ってみたら良かったです。
薄いだけでなく名刺の取り出し方がユニークで、「これはありそうでなかったアイデア商品」だと思いました。
写真を載せつつ紹介します。
コロナ禍で名刺交換の機会が減
わたしの場合、新型コロナウイルス感染症の流行を受け、オンラインで打ち合わせや取材をすることが増えました。
名刺入れを持ち運んだり名刺を交換したりする機会が減り、名刺があまり必要ではなくなったんですよね。
いただいたものも名刺管理アプリの「Eight(エイト)」でデータ化して保存しており、自分以外の名刺が名刺入れにたまっていくこともありません。
「名刺入れは薄いものでいいな」と考えるように。
「わずか4㎜」スライドサムの薄さ
そんな中、「これはいいかも」と思って2022年8月に購入したのがスライドサム。
ミニマリズムの認知度向上からか、近年は「薄い財布」などシンプルだったりコンパクトだったりする商品が増えた気がしますが、「薄い名刺」はまだあまりないよう。
ネットでいろいろと探しましたが、スライドサム以外に「これぞ」というものは見つかりませんでした。
ちなみに、鍵も入る「小さい財布」はお気に入りのものをレビューしています。
商品を見ていきましょう。
大きさは名刺より少し大きい程度。
事前情報とたがわず、薄いです。名刺が入っていない状態で測ったら、厚みは4㎜でした。
わたしはいつも5枚ほど入れていますが、5枚入れて厚みは6㎜くらいです。
自分が過去に使っていたものと比べると、半分以上薄いように思います。
開くと上の面にも名刺を入れられるようになっており、自分のものは「下」、相手からもらったものは「上」といったように整理できます。
開けずに取り出せることも特長
取り出しやすいことも特長です。
一般的な名刺入れは、下のように名刺交換まで四つの作業をする必要があります。
- 二つ折りの一方の面(ふた)を開ける
- 中から名刺を取り出す
- ふたを閉じる
- 名刺を渡す
一方のスライドサムは、工程が二つで済みます。
- 名刺入れの中から名刺をスライドさせて取り出す
- 名刺を渡す
「ふたを開ける、閉じる」をしなくてよいので、名刺をすぐに取り出せて渡せます。
下の穴から左手の親指で名刺に触れ、右にスライドさせると
名刺が出てくるので、右手で取り出せる。
名刺入れを開けなくても、先述のように中で指を動かせば
取り出せる。
慣れてくると気持ちいいです。
使い心地が良く、見た目にスマートな感じがするのも好き。
名刺を渡すまでの時間は半分以下に短縮しました。
上の公式動画で名刺を取り出す様子が見られます。
スライドサムのメーカーと種類
- 製造元はsion works
- 艶のある栃木レザー、艶のないブラッシュ
- 栃木レザーは4色、ブラッシュは6色
- 費用は約8000円
商品の概要をまとめておきます。
企業のホームページによると、この商品は「sion works」という東京都江東区にある会社が作っており、主に「村上シオン」さんというクリエイターが手がけているようです。
スライドサムは、村上さんが「一瞬で中身を確認してサッと取り出せるような便利なかばんやケースを自分で作ろう」と、「四次元かばん」と銘打ち展開している商品の一つ。
商品ページによると、スライドサムは国産の牛革で作られており、展開する2種類のうち艶のあるものは「栃木レザー」が、艶のないものは兵庫県たつの市の「ブラッシュ」を使っているといいます。
2023年3月現在、栃木レザーは4色、ブラッシュは6色。費用は7920円(税込み)。
わたしが買ったものはブラッシュで、サラリとした質感。
スライドサムの留意点
- 生地が薄く、ペラっとしている
- 安っぽく見える可能性がある
わたしは機能を重要しているので「気になる」まで至らないものの、商品の特性から上記のことが気になる人はいるかもしれません。
生地そのものが薄いので、見た目ではわかりませんが、手触りがややペラっとしています。
- 名刺入れは薄いものがいい
- 取り出しやすいものがいい
- 高級感がなくてもいい
こんな人は気に入りやすいのでは。
届いた商品には、手書きでわたしの名が書かれた添え状が。うれしく思いました。
わたしが注文したときは、牛革を使った「コードホルダー」も入っていました。
手入れの仕方などが書かれた説明書も。
上のリンクから購入できます。品切れのときもあるようです。
フリーライターの庄部(@freemediwriter)でした。
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