「Zoomを使ってるときに顔が暗く映っていて気になる」「サービス内の設定を変えてもいまいち。顔映りを良くしたいのだけれど、どうすればいいんだろう?」
こんなことが気になっている人は、「リングライト」を使うことで問題が解決するかもしれません。
今回の記事では、ウェブ会議システム「Zoom(ズーム)」で日常的に打ち合わせをしたり、取材をしたりしているフリーライターのショウブ(@freemediwriter)が、リングライトで光を当てた場合の顔映りの変化を画像付きで紹介します。
けっこう見栄えが変わるので、わたしは買って良かったですね。
その一方で、購入・使用する際に気を付けた方が良いと思ったこともあります。参考にしてみてください。
Zoomで顔映りが暗いときの対策
- パソコンのディスプレイの角度を変える
- パソコンの位置を変える
- 部屋の照明を明るくする
- 日中であればカーテンを開けて光を入れる
上のことをやっても顔映りが良くならないときは、Zoomのサービス内で設定を変えると改善するかもしれません。
Zoom設定変更で顔映りを良くする方法
- 右上の設定アイコンをタップ
- 「ビデオ」→「マイビデオ」
- 「外見を補正する」にチェックして調整
- 「低照度に対して調整」にチェック、自動か手動で調整
わたしの場合、上の調整でいくぶんか顔映りが明るくなりました。
知らなかった人は試してみてはいかがでしょうか。
リングライトとは
室内環境やZoom設定を変えても顔映りがさほど明るくならなかった
そんな人は、リングライトの購入・使用も一つの手です。
「リングライト」とは文字通り、「光源をリング状に並べた照明器具」(デジタル大辞泉)を指します。
これをパソコンやスマートフォンに設置したり、パソコンのそばに置いたりすることで顔に光を当てることができ、顔映りを明るくすることができます。
新型コロナウイルス感染症の流行によって在宅ワークが普及し、多くの人にとってウェブ会議をする機会が増えたことが影響しているのでしょう。
アマゾンなどのオンラインショッピングサイトで「リングライト」と検索するとずらりと商品が並びます。
ライター庄部が使うリングライト
リングライトのレビューに移りましょう。
わたしが2021年7月に買ったのがこちらの商品。
特にこだわりはありませんでしたが、以下の点から購入を決めました。
- 値段が約2千円と安価
- さほど大きくない
- 3色展開で、明るさが10段階調整可
- USBで給電できる
リングライトの外観
写真で紹介していきますね。
このクリップを広げ、下の写真のようにパソコンのディスプレイに挟みます。
写真下に映っているノブを回すとライトの角度を調整できます。
商品にはリモコンが付いており、これでオンオフや色・明るさが調整できます。
ノートパソコンに設置したとき。ライトの直径(外径)は16.1㎝で、重さは約280gです。
「ずっしり」とまではいきませんが、重量感はあります。インターネットで調べたところ、りんご1個分の重さくらい。
リングライトの色合い
続いて、リングライトの色合いを。
こちらの商品は「白色」「中間色」「電球色」の3つに変更できます。
白色
中間色
電球色
写真だと白色と中間色の違いがわかりづらいのですが、生で見ると3色はっきりと違うことがわかります。
リングライト使用前後の顔映り
リングライトを使う前と使った後のZoomの顔映りを見ていきましょう。
リングライト使用前のZoom画面
天井の照明の光をほぼ真上から受けているため、顔に影ができ、暗く映っています。
スマートフォンで撮ったこの画像は撮影時に光が補われているためか少し明るくなっており、肉眼ではもっと暗く見えました。
リングライト使用後のZoom画面
上から順に、白色、中間色、電球色のモードを使ったときの見え方です。
ちゃんと明るくなってますね。
電球色と中間色は赤っぽく映るため、わたしの室内環境では白色が最も合います。
なお、これらの写真は明るさ10段階のうち3段階のもので、わたしの印象ではこの程度の明るさがもっともしっくりきました。
リングライト使用前と白色モード使用後の写真を並べて比べてみましょう。
やっぱり使ったときの方が良いですね。顔映りが自然になりました。
リングライト購入・使用の注意点
わたしなりにリングライトを購入・使用するときに注意した方が良さそうだと思ったことも書きます。
ライトを立てて設置するとまぶしい
ライトを立てて設置した方が顔映りは明るくなりやすいのですが、目の前から光が当たるのでまぶしかったです。
時間が経つにつれて慣れてくるのかもしれませんが、「この状況で1時間、2時間いつづけるのはちょっと抵抗がありそう」と感じたわたしはライトを下に傾けて使うようにしています。
こんな感じですね。
ライトを傾けることでまぶしくならず、わたしの場合は1時間を超える打ち合わせや取材でも大丈夫です。
なお、傾けることで顔に当たる光の量は減りますが、顔映りは適度に明るくなるので問題ありません。
ライトを傾けたときの白色モードで、上から順に明るさが「最低」「3段階」「最高」の写真です。
写真だとわかりづらいですが、生で見ると違いがはっきりわかります。
なお、これがライトを立てた場合の明るさ最高モード。明るさは増しますが、「少し明るすぎる」印象でした。
パソコンが軽い場合、立てると倒れる
ライトを立てるとまぶしいだけでなく、パソコンによってはバランスが取れずに倒れてしまいます。
たとえばわたしが使っているdynabook(ダイナブック)の軽量パソコン(P1G6JPBL、779g)の場合。
支えている手を離すと…
後ろに重心がいきすぎて倒れます。
PCとライトの大きさ・重さを考えて
これらのことから、リングライトを買う際はパソコンとの大きさ・重さのバランスを考えると良さそうですね。
大型のデスクトップパソコンだと問題ないのでしょうが、わたしが持っているもののように軽くて薄いノートパソコンの場合、リングライトの大きさ・重さによっては立てて設置した場合に倒れてしまうので。
パソコンのすぐ後ろに壁がある環境ではライトを立てても壁が支えになってくれる=下写真参照=ので問題ありませんが、そうでないときは留意した方が良いでしょう。
まとめ
リングライト、割と使えます。
値段もそう高くはないので、室内環境やZoomの設定を調整しても顔映りが暗くて気になる人は試してみてもいいかもしれませんね。
打ち合わせや取材時に「相手から自分がどう見えるか」「顔映りが悪いことで相手の印象を損ねないか」はわたしには大切なことなので、役立ってます。
フリーライターの庄部(@freemediwriter)がレポートしました。
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